TENDER Co. × Achilles' Heel - WEAREALLANIMALS

TENDER Co. × Achilles' Heel

イギリスにてオリジナリティ溢れるワークウェアを生み出し続けている<TENDER Co.>と、TENDER Co.のデザイナーWilliam Kroll氏がデザインを監修し、彼の藍染の師匠により日本の児島にて作られているプロジェクト<Achilles' Heel>のコラボレーションアイテムを当店で販売することとなりました。

 

<TENDER Co.>
https://www.tenderstores.com/
はイギリスの蒸気機関車が走っていた時代の機械や作業着をルーツとし、洋服の中に自然をとりいれていく事をコンセプトとしたコレクションを製作。デザイナー のWilliam氏の経歴も異色で、サヴィルロウでテイラードの経験や、岡山でのデニムの勉強も現地に滞在し、現在はイギリスのセントマーチンズでデニム の講師を務めてます。

<Achillesʼ Heel>
訳 : 唯一の弱点、急所
古代ギリシャ神話では、女神テティスが生者と死者の世界を分ける魔法の川スティックスの水に赤ん坊のアキレスを浸し、不死身にした。
アキレスは、水の魔法によって戦いで守られた偉大な戦士に成長した。しかし、パリスに矢で踵を射抜かれて殺されてしまう。
かかとは、赤ん坊のときに母親に握られた場所であり、水に触れられない唯一の場所だったのです。
Achilles' Heel の服は、イギリスの Tender Co. の William Kroll 氏がデザインし、William 氏の藍の先生が児島で手染めしたものです。
それぞれの服はインディゴでディップダイされていますが、ある部分はインディゴの染料に触れないようにしっかりと握られており、アキレス腱のように下に元の生地が見えるようになっています。
マイルス・デイビスは音符の間を謳歌しましたが、Achilles' Heel は染められていない生地を強調することで、インディゴ染めの美しさを凝縮しています。

 

TENDER Co.というブランドは、ヴィンテージ的な要素や土臭いワークウェアというイメージを持たれている方が多いと思います。

もちろんそういった質実剛健なイメージもあるブランドですが、それと同時にアート性が強く、新しいことにもチャレンジする進取果敢なブランドです。
自然の要素を取り入れた他のブランドでは真似できない染色、洋服のディテールも過去からのインスパイアだけでなく、独自のオリジナリティを入れてくる。

私も数点TENDER Co.のアイテムを所有していますが、着用機会が少なくなってもずっと所有していたいと思わせてくれる、数少ないブランドです。

今回はこのように個人的にも思いのあるブランドの特別なアイテムを2型限定で販売させていただけることになりました。

 

Tender Co. × Achillesʼ Heel "Hip Grip Type 125 High Straight Jeans" Hand Dyed Indigo

まずはブランドの代名詞であるデニムパンツ。

ハイライズにデザインされた股上と、ゆるめのストレートシルエットが特徴のType125 High Straight Jeans。

 

ポケット口はミミを使用し、ポケットのスレキも同素材のデニムを使用するなど細かいディテールも抜かりがない。

 そして今回のコラボレーションの最大の特徴である、一部元の生地を残した状態での手染めによるインディゴ染め。

ジーンズはウエストのサイド部分のみ元の生地の色が残されています。

ステッチの色の違いを見てもうとわかりやすいかと思います。タックインしてもらうとコントラストがはっきりと出て良さそうですね。

また、穿きこんで行った後には色味の違いがよりわかりやすく出ると思うので、今後の経年変化も楽しめそうです。

Tender Co. × Achillesʼ Heel "Scruff Grip Type 901 Pleat Pocket Jeans Jacket" Hand Dyed Indigo

続いてジャケットです。

こちらのジャケットは1900年代前半のデニムジャケットをベースにデザインされています。

ディテールの特徴は身頃の大きなハンドウォーマーポケットと胸のヨーク。
通常のプリーツとは逆の向きに取り、極端に大きく折り返したプリーツ1本でハンドウォーマーポケットを形成しています。
セルヴィッチセンターバックシーム仕様となります。

身幅ゆったりめのシルエットで、上で紹介したType125との相性も抜群です。

そしてジャケットも一部元の生地を残した状態でインディゴ染が施されています。

内側から見るとわかりやすいですね。

襟裏部分が元の生地のカラーを残した状態になっています。

こちらも一見目立たない箇所ではありますが、このちょっとした違和感がデザインとしてやりすぎておらず、絶妙なバランスです。

こちらはそれぞれのアイテムをデザイナーのWilliam氏が着用した画像です。
*今回の商品と型は同じですが、カラーは異なります。

着用画像はオーバーダイしていない物ですが、かなり経年劣化が出ています。
今回の商品はまた違った経年変化が出ることを考えると楽しみです。

この特別なコラボレーションは生産数も少ないと聞いています。また、次回もリリースされるかは現時点では不明です。

アート性の高いこのコレクションは本当におすすめです。

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