2012年、カリフォルニア州ヨシュアトゥリーにて設立したTOTALLY BROWN。
プロダクトだけど見ると、染色や加工に拘ったブランドというような印象かもしれないですが、掘り下げていくとこのブランドの目指すところは唯一無二であり、アメリカという国、社会だからこそ出来る考え方と言う事がわかってきます。
まず、このブランドを語る上で外せないのはショットガンを使用して服に穴をあける加工方法です。
見た目的な問題だけではなく、そこにはこのブランドが目指す社会へのメッセージがこめられています。
彼らは銃をファッション、アートに使用することによりアメリカ社会で蔓延する銃による暴力・犯罪の問題を考えるきっかけを作っています。
そして製品の売上の一部が"EVERY TOWN FOR GUN SAFETY"に送られ、国民保護や銃規制の教育、および変更をする為に国の主要組織に寄付されます。
また、彼らは銃による暴力だけでなく、戦争、人種による差別などさまざまな社会問題へファッションというフィルターを通してアプローチしています。
ブランド名のTOTALLY BLOWNとは直訳すると「完全に吹き飛ばされた」というような意味になります。(BlownはBlowの過去分詞ですね)
そのままだとよくわからないですが、この言葉の意味するところは私たちは元々は同じ人間なのに、戦争やさまざまな差別などで分断されてしまった。ということを表現しています。
銃や、サスティナブルな方法で作られた洋服は、その分断を無くすための方法の1つであり、彼のウェブサイトにはこんな記載があります。
“TOTALLY BLOWN is not here just to represent a clothing company, but a revolution. ”(単なるアパレルブランドではなく、革命を起こすために存在している)
彼らの言うところの革命というのは、歴史の教科書に出てくるような意味だけではなく、自身のコミュニティーから始まり、ファッション業界、そしてより広く分断された社会に対して変化をもたらしていきたい。というような意味ではないかと感じています。
私もこのWEAREALLANIMALSをスタートするにあたり、今までのプロセスへの違和感が一つの要因となっています。(今度詳しく話します)
どんな小さな事であっても、何かを変えたいと意識と、行動力さえあれば未来は変えることが出来る。彼らからはそんな強いメッセージを感じました。
ブランドの内側に関して話していきましたが、単純に洋服としてかっこいいと言うことも付け加えさせていただきます。
下記リンクより商品をご覧いただけますので是非ご覧ください。
Shop All TOTALLY BLOWN